星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
午前中の退屈な時間……。
ポチは、マートの足元でスヤスヤと眠っている。外から聞こえる蝉の声だけが、静かな部屋に響いていた。
(そろそろ、声掛けてもいいかなぁ?)
もう、勉強には飽きた。携帯があれば暇つぶしにゲームでも出来るけれど、マートの手の中にある。
私は、ドリルを閉じて振り返った。
「ねぇ、マート?」
「んっ?」
携帯の画面を見つめたまま、マートが適当な返事をする。
(なんか、つまんない……。せっかく一緒に居るのに……。マートが調べてることって、そんなに大切なことなの?)
「ねぇ、マート! 地球について知りたいことって、まだ答えは見つからないの?」
開いている画面を覗き込みながら、急かすように言った。
ポチは、マートの足元でスヤスヤと眠っている。外から聞こえる蝉の声だけが、静かな部屋に響いていた。
(そろそろ、声掛けてもいいかなぁ?)
もう、勉強には飽きた。携帯があれば暇つぶしにゲームでも出来るけれど、マートの手の中にある。
私は、ドリルを閉じて振り返った。
「ねぇ、マート?」
「んっ?」
携帯の画面を見つめたまま、マートが適当な返事をする。
(なんか、つまんない……。せっかく一緒に居るのに……。マートが調べてることって、そんなに大切なことなの?)
「ねぇ、マート! 地球について知りたいことって、まだ答えは見つからないの?」
開いている画面を覗き込みながら、急かすように言った。