星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
「あっ、うん……。少しずつ見えてはきてる……。でも、納得のいく答えがどこにも載ってないんだ」
(携帯で調べても分からないなんて……。やっぱり、宇宙人と地球人のレベルは相当離れてるのかなぁ……)
「ねぇ、マートは何を調べてるの?」
聞いていいのかどうかずっと悩んでいた。私には分からないことだという雰囲気が漂っていたからだ。でも、一緒に居るのにいつも違うことを考えているこの時間は凄く淋しい。
「ルリ! 僕が何を調べてるのか聞いてくれるの?」
マートが、携帯から私に視線を移した。
「えっ、逆に、聞いて良かったの?」
「聞いて良いよ! そんなことに興味はないと思ってた」
(えっ、そんな風に思ってたの?)
「興味がないというよりは、きっと難し過ぎて分からないって思ってたから……」
「うん、確かに難しいと思う。でも、ルリに聞いてもらいたい」
「えっ、私に……?」
(この頼りない私を、頼ってくれるの?)
私はベッドに座り直して、マートと向かい合った。
(携帯で調べても分からないなんて……。やっぱり、宇宙人と地球人のレベルは相当離れてるのかなぁ……)
「ねぇ、マートは何を調べてるの?」
聞いていいのかどうかずっと悩んでいた。私には分からないことだという雰囲気が漂っていたからだ。でも、一緒に居るのにいつも違うことを考えているこの時間は凄く淋しい。
「ルリ! 僕が何を調べてるのか聞いてくれるの?」
マートが、携帯から私に視線を移した。
「えっ、逆に、聞いて良かったの?」
「聞いて良いよ! そんなことに興味はないと思ってた」
(えっ、そんな風に思ってたの?)
「興味がないというよりは、きっと難し過ぎて分からないって思ってたから……」
「うん、確かに難しいと思う。でも、ルリに聞いてもらいたい」
「えっ、私に……?」
(この頼りない私を、頼ってくれるの?)
私はベッドに座り直して、マートと向かい合った。