星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
「全く、みんなで面白がって……」

 自分の部屋に飛び込んで、ベッドにダイブした。

「だけど、おばあちゃんはなんで分かったんだろう……」

 ふと、壁に掛かっているカレンダーが目に止まる。

「あっ、あれっ……」

 マートがパンドム星に帰る日に、⭐︎のマークが記してある。

「えっ!」

 私は、すぐに起き上がってカレンダーに近付いていった。

「八月八日って……、あさってじゃない! えっ、じゃあ、マートが地球に居られるのは、明日が最後なの!」

 マートとのお別れが、あさってに迫っている……。
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