星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
⭐︎宇宙人が残したもの
マートがパンドム星に帰ってから、十日が過ぎようとしていた……。
今日はうちに親族が集まり、法事が行われている。
翔ちゃんも、家族三人で出席している……。
翔ちゃんとは、あれからほとんど話をしていない。
なにを言えば良いのか、分からなかったからだ。
「瑠璃! これ、翔ちゃんと一緒に食べたら?」
異変に気付いていたママが、お皿に乗せたスイカを二つ、私に手渡した。
和室では、大人達が賑やかに宴会を始めている。
「翔ちゃん! これ、食べよう」
部屋の隅で、ゲームに夢中になっていた翔ちゃんに声を掛けた。
「おうっ」
二人で縁側に出て、並んで座る。
外はもう真っ暗で、草むらからは鈴虫の鳴く声が聞こえている……。
今日はうちに親族が集まり、法事が行われている。
翔ちゃんも、家族三人で出席している……。
翔ちゃんとは、あれからほとんど話をしていない。
なにを言えば良いのか、分からなかったからだ。
「瑠璃! これ、翔ちゃんと一緒に食べたら?」
異変に気付いていたママが、お皿に乗せたスイカを二つ、私に手渡した。
和室では、大人達が賑やかに宴会を始めている。
「翔ちゃん! これ、食べよう」
部屋の隅で、ゲームに夢中になっていた翔ちゃんに声を掛けた。
「おうっ」
二人で縁側に出て、並んで座る。
外はもう真っ暗で、草むらからは鈴虫の鳴く声が聞こえている……。