星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
「ポチ、とりあえず公園に行ってみよっか!」
その布を、机の脇に掛けてあった手提げ袋に突っ込んでいると、
「ギャンギャンッ、ウーーーッ、ギャンギャンッ!」
ポチが目を三角にして、うるさく吠えだした。
「どうしたの! どこか痛いの?」
慌ててポチを抱き抱える。
「キャーンッ、キャーンッ……」
痛いのではなく、何か訴えているようだ。
「どうしたの? 何かあったの?」
ポチが、私ではなく、入ってきたドアの方を見て怯えている。
恐る恐る、振り返ってみた。
「えっ……、えーっ……、えぇーーーっ!!」
もう、もう、驚きの3乗? 3段階? とにかく、最上級だ!
なんと、昨日の夜、公園で会ったマートという少年が、その、あの、ドアの前に! 私の部屋の中に! 澄ました顔で立っている。
不自然なシルバーのつなぎではなく、グレーのTシャツにジーンズというごく普通の服装に変わっている。
その布を、机の脇に掛けてあった手提げ袋に突っ込んでいると、
「ギャンギャンッ、ウーーーッ、ギャンギャンッ!」
ポチが目を三角にして、うるさく吠えだした。
「どうしたの! どこか痛いの?」
慌ててポチを抱き抱える。
「キャーンッ、キャーンッ……」
痛いのではなく、何か訴えているようだ。
「どうしたの? 何かあったの?」
ポチが、私ではなく、入ってきたドアの方を見て怯えている。
恐る恐る、振り返ってみた。
「えっ……、えーっ……、えぇーーーっ!!」
もう、もう、驚きの3乗? 3段階? とにかく、最上級だ!
なんと、昨日の夜、公園で会ったマートという少年が、その、あの、ドアの前に! 私の部屋の中に! 澄ました顔で立っている。
不自然なシルバーのつなぎではなく、グレーのTシャツにジーンズというごく普通の服装に変わっている。