星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
 見物客は一気に減ってしまったが、チラホラと残っている人たちはまだ空を見上げている。

 光のショーも、そろそろ終わりだろうか……。

 空や公園に、元の静けさが戻ってきたようだ。

(だけど、さっきの光はなんだったんだろう……?)

 不思議に思いながらコンビニの方を覗き込んでいると、背後から誰かが近付いてくる足音が聞こえてきた。

「あっ、翔ちゃん?」

 急いで振り返ると、そこに居るのは翔ちゃんではなく、

(えっ、外国人?)

 金色の髪にブルーの瞳をした、私達と同じ年くらいの少年が立っていた。
 夏だというのに、シルバーの繋ぎで全身を覆っている。
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