星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
「すっかり遅くなっちゃったね……。マート君! これっ」
手提げ袋の中から、七色の布を取り出した。
「ルリ! マート君より、マートの方が良いよ!」
マート君はその布を受け取りながら、そう言った。
「えっ?」
「友達のマートだから!」
(あっ、ちょっと馴れ馴れしいかなって思ってんだけど、そっちの方がいいんだ……)
「うん。馴れ馴れしい方が、良いね」
(マートかぁ……。なんだか、ちょっと嬉しい!)
「ウレシイ?」
「そっか。全部、聞こえてるんだもんね……。嬉しいって、意味分からないの?」
「分からない」
「嬉しいっていうのは……」
(えっ、どう説明すればいいの?)
「えっと、嬉しいっていうのは……、心がウッキウキーッ! って感じかな?」
胸に手を当てて、嬉しいを思いっきり表現してみる。
手提げ袋の中から、七色の布を取り出した。
「ルリ! マート君より、マートの方が良いよ!」
マート君はその布を受け取りながら、そう言った。
「えっ?」
「友達のマートだから!」
(あっ、ちょっと馴れ馴れしいかなって思ってんだけど、そっちの方がいいんだ……)
「うん。馴れ馴れしい方が、良いね」
(マートかぁ……。なんだか、ちょっと嬉しい!)
「ウレシイ?」
「そっか。全部、聞こえてるんだもんね……。嬉しいって、意味分からないの?」
「分からない」
「嬉しいっていうのは……」
(えっ、どう説明すればいいの?)
「えっと、嬉しいっていうのは……、心がウッキウキーッ! って感じかな?」
胸に手を当てて、嬉しいを思いっきり表現してみる。