せんせい あのね、





「…っ、は、…はぁっ、っ」




息をするのもままならないのに、足は止まらない。



冬の冷たい空気が頬を撫でて、じんじんと痛い。





(酸欠になりそう…っ)




頭がクラクラとしてきた頃、


やっと塾に着いた。





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