せんせい あのね、








「ねぇ!先生って彼女とか
 いたりすんのォ?」




「先生、カッコイイから
 大学でモテモテでしょ~?」




「センセイに彼女いないんなら
 あたしがなってあげる~!」







「だからお前ら、さっきから
 うるせーっての!大人を
 あんまからかうじゃねーよ」






「きゃあ、怒ったぁ~」






先生は、ソファーの周りを数人の女の子達に囲まれて話をしていた。





それを見たとき、私の中で告白しようという決心が、一気に冷えていくのを感じた。








< 117 / 182 >

この作品をシェア

pagetop