せんせい あのね、
「なーに、1人で笑ってんの?
…あ。
もしかして前に相談してきた
あの『せんせい』のこと、
考えてたんでしょ?」
「えっ!?や、違うって!!」
明美に思い出し笑いをみられて、羞恥に顔が熱くなる。
「で、実際どーなの?」
「な、なにが…」
「だから『せんせい』とは
あれからなにか
進展はあったの?」
「し、進展って…
そんなの別にないよっ」
そんなことをいわれ更に熱くなっていく顔に、外気で冷たくなった手をあてて冷した。