溺愛の形・わがままな純愛・後日談(エピローグとプロローグ)

王宮での顔見世

<ケイレブの行動>
学校の子どもたちには、
ユリアと自分の婚約関係を認めさせた。

結婚にむけて、
もちろん正式な結婚だが、
段取りと準備はしっかり行わないといけない。

ケイレブは、根っからの商人根性で、作戦を練っておいた。

まず、ユリアの父、フェンネル公の承諾だ。

フェンネル公は自分の館で、
数人の使用人しか使えない貧しい貴族だった。

今は病気で、一日のほとんどを
ベッドで過ごしている。

ケイレブはユリアを連れて、
フェンネル公と面会をした。

病気のせいか、めっきり年老いて、弱弱しくなっているのが、
すぐにわかった。

ケイレブは、ユリアと共同経営をする事の承諾を、すぐに得ることができた。
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