溺愛の形・わがままな純愛・後日談(エピローグとプロローグ)

魔女の国での商売

その昔、
あそこは魔女の国と、言われたらしいからな。
調べてみると、おもしろいぞ。

そうすれば、サリナス、
お前さんの所とも付き合う事になるし、
グランバート公爵にも、
商売の話を持っていくから、
取りあえず挨拶に行く。

今日は軽く、顔見世ってところだ」

ユリアは、また、裾をつまんで
頭を下げた。
サリナス殿下は笑顔で

「来週に王宮で、舞踏会があるのだが、フェンネル嬢、あなたを招待したい。
その時は、私とダンスの約束を
していただけるかな」

「だーーーーーめっ!
俺以外の男とのダンスは、許さない!!」
ケイレブが即答した。

「ケイレブ、君は招待していないが・・と言っても来るのだろう」

サリナス殿下は、ユリアの方に
向いて
「フェンネル嬢、
あなたも、いろいろな人脈を
おつくりになるとよいでしょう。

今後の事を考えるならばね。
信頼のおける人間を、私の方で
紹介をしますよ」
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