溺愛の形・わがままな純愛・後日談(エピローグとプロローグ)
王位時期継承者と出会い
ユリアはその男性を見て、
小さく息を呑んだ。
「サリナス殿下・・」
黒髪を後ろに束ねて、
その瞳は特徴的な琥珀(ゴールデンイエロー)
これは王族の血筋を示す。
肌色がやや褐色で、精悍な印象をみせる。
サリナス殿下は、柔らかく微笑んで、すぐにユリアに、手を差し出した。
「こちらの美しい姫君は・・?」
ケイレブはすかさず、
ユリアを背中に隠すようにして
「だめっ!触っちゃ!見るだけ!!」
サリナス殿下は、ケイレブの
うろたえる様を見て、
おかしくてたまらないように
「ケイレブ、わかった。
見るだけだから、きちんと紹介してくれ」
ケイレブは口をとがらせて、
早口で言った。
「今、俺はフェンネル領にいるんだ。
彼女はユリア・フェンネル、
次期領主で、俺の共同経営者だ」
ユリアは、スカートの裾をつまんで、優雅にお辞儀をした。
顔をあげたユリアに、
サリナス殿下は、優しく問いかけた。
小さく息を呑んだ。
「サリナス殿下・・」
黒髪を後ろに束ねて、
その瞳は特徴的な琥珀(ゴールデンイエロー)
これは王族の血筋を示す。
肌色がやや褐色で、精悍な印象をみせる。
サリナス殿下は、柔らかく微笑んで、すぐにユリアに、手を差し出した。
「こちらの美しい姫君は・・?」
ケイレブはすかさず、
ユリアを背中に隠すようにして
「だめっ!触っちゃ!見るだけ!!」
サリナス殿下は、ケイレブの
うろたえる様を見て、
おかしくてたまらないように
「ケイレブ、わかった。
見るだけだから、きちんと紹介してくれ」
ケイレブは口をとがらせて、
早口で言った。
「今、俺はフェンネル領にいるんだ。
彼女はユリア・フェンネル、
次期領主で、俺の共同経営者だ」
ユリアは、スカートの裾をつまんで、優雅にお辞儀をした。
顔をあげたユリアに、
サリナス殿下は、優しく問いかけた。