魔法の恋の行方・シリーズ6・魔女の初恋(レリアとサリナス)
「薬草取り、ついでに何か食べられる物、きのことか、山菜とか、魚釣りも」
レリアは、かごいっぱいの草を
見せた。
「お客さん、黒猫亭で、
夕飯食べるなら、魚料理がおすすめですっ」
レリアが胸を張った。
「いいことを聞いた。
それでは夕食に魚を頼もうか」
「ぜひぜひっ」
レリアは今度、ニマっと笑った。
商売用なのだろう。
サリナスもつられて微笑んだ。
この少女は・・・
宮廷の女たちとは全く違う。
明るくて、元気で、
強くて、自分をよく見せよう、
媚びを売ろうなんて、微塵も
考えていない。
駆け引きもしない。
気取った言葉使いや、おしとやかに振る舞う事もしない。
少し、ケイレブに似ている。
レリアは、かごいっぱいの草を
見せた。
「お客さん、黒猫亭で、
夕飯食べるなら、魚料理がおすすめですっ」
レリアが胸を張った。
「いいことを聞いた。
それでは夕食に魚を頼もうか」
「ぜひぜひっ」
レリアは今度、ニマっと笑った。
商売用なのだろう。
サリナスもつられて微笑んだ。
この少女は・・・
宮廷の女たちとは全く違う。
明るくて、元気で、
強くて、自分をよく見せよう、
媚びを売ろうなんて、微塵も
考えていない。
駆け引きもしない。
気取った言葉使いや、おしとやかに振る舞う事もしない。
少し、ケイレブに似ている。