ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました
「うん」
私は慎一郎さんを信じている。だから、ちゃんと聞かないとね。
彼はコーヒー。私のホットミルクにトーストを並べて食卓に着いた彼に早速聞いてみた。
「昨日ハガキが来ていたの。見た?」
「ああ、アメリカからのね。彼女は向こうにいたときの同僚なんだ。母親同士が知り合いなんだよ」
「そう」
綺麗な人よね。どうしてここの住所を知っていて、わざわざハガキを送ってくるの?
知りたいけれど、そこまでは聞けない。
「アメリカにいたとき、日本人の同僚って結構いたの?」
「俺がいたところは彼女のほかに男ひとり。レジデントは世界中から集まってくるとはいっても外国人は少数で、ほとんどアメリカ人なんだ」
「そうなんだ」
彼は〝薫〟さんにさほどの興味もないようだった。
食事の後、見てみるとハガキは夕べ私が置いたローボードの上に置きっぱなしになっている。
「ハガキ、いいの?」
「うん。シュレッダーでいいよ? あ、俺がやる」
私は慎一郎さんを信じている。だから、ちゃんと聞かないとね。
彼はコーヒー。私のホットミルクにトーストを並べて食卓に着いた彼に早速聞いてみた。
「昨日ハガキが来ていたの。見た?」
「ああ、アメリカからのね。彼女は向こうにいたときの同僚なんだ。母親同士が知り合いなんだよ」
「そう」
綺麗な人よね。どうしてここの住所を知っていて、わざわざハガキを送ってくるの?
知りたいけれど、そこまでは聞けない。
「アメリカにいたとき、日本人の同僚って結構いたの?」
「俺がいたところは彼女のほかに男ひとり。レジデントは世界中から集まってくるとはいっても外国人は少数で、ほとんどアメリカ人なんだ」
「そうなんだ」
彼は〝薫〟さんにさほどの興味もないようだった。
食事の後、見てみるとハガキは夕べ私が置いたローボードの上に置きっぱなしになっている。
「ハガキ、いいの?」
「うん。シュレッダーでいいよ? あ、俺がやる」