【 短 】これは、君の照れ隠し。
「………〜っ、!」
男の子に、こんなに見つめられたりとか、
近くに来られたりとか、そんな経験なくて。
この状況をどうすればいいのか分かんない、。
「_____桜。」
小学生の時とは違う、声変わりした低い声。
少しだけ、まだ慣れなくてゾクっとする。
「あ、あらしくん………?」
やっとの思いで出た言葉。
呼ぶと嵐くんは少し顔を歪ませて言った。
「_____逃げんなよ」