nurse team
気づいたらまだトイレの個室
PHSの音で目が覚めた
酸素が足りてないのか手がしびれて上手く動かせないけど、PHSとらなきゃ
なんとかつかんでボタンを押す
咳が邪魔して話せない気がする
吏「橘!もかが外で女の人と揉めたっぽくてやばい!来れそうか!?」
「ケホッヒューケホケホッわるケホッい、ヒューケホッ」
話せない、伝わってんのかな
まずいそろそろ意識朦朧としてきた
吏「は!?おま、橘!どこにいる!大丈夫か!?ゆっくり!深呼吸しろ、」
「トイケホッヒュッレケホッケホケホッヒュー」
吏「トイレ?どこの科の!?」
むり、もう話せそうにない
吏「橘!?橘しっかりしろ!待ってろすぐ行くからな!
杉崎ここまかせる!伊月先生あとお願いします!
駿先生!橘がやばい喘鳴聞こえる!!トイレに居るらしいからすぐ探しに行く!」
駿「!?行くぞ吏兎!」
伊「待て吏兎走るなよ!?」
吏「無理!」
PHSから色んな声が聞こえる
ほんとにごめんなさい。
最後の力を振り絞って個室の鍵をあける
吏「おい!橘聞こえるか!?すぐ行くからな!意識だけは頑張って保ってくれないか!!」
吸入を取り出して吸うが力が入らないのと咳が邪魔して吸えない
あぁ、もうこれ俺死ぬわ
ゆき、こんなお兄ちゃんでごめんな