nurse team


女医1「皆さん何科なんですかぁ?」



駿「小児科」


「おなじです」


圭「呼吸器科」


鷹「循環器科」


うわっ...



看1「駿先生、わたしも小児科なんですぅ」



どんまい捕まったね駿先生




って、気づいたらみんな捕まってる笑



よかった僕は捕まらなくて



さっき来た食べ物で楽しんでる。



お酒は飲んだことないからすごい興味あるな

ちょっとくらい、大丈夫だよね、?




ゴクッ



「なに、これなんか苦い...?」



駿「あ、吏兎それビールだからな笑
俺のと変えるか」


そう言ってなんか炭酸みたいなのと変えてくれた



「ありがとうございます」



ゴクッ



「ジュース?」


駿「飲みやすいよなそれ」



圭「お酒初めて?」



「はい、うちの家系はみんな弱いので飲まないんです」


嘘だけど、病気とか言えるわけないし



圭「弱いんだ、かわいい」



「っ、///」



イケメンのスマイル怖い...

これは女子が惚れるのもわかる




圭「あれ、顔赤いけどもう酔っちゃった?」



無自覚だ...


駿先生も苦笑いしてるよ



っていうか注文から一言も話してない鷹先生


見てみたら看護師さんのことすごい無視してお酒飲んでる笑


「しおりちゃん、だっけ」


看3「っ、ど、どうしました?」



「いやずっと緊張してるみたいだから大丈夫かなーって思って」



看3「全然っ、お気になさらずに」



看2「そんなことよりぃ、吏兎さん、わたし酔っちゃったぁ」


すごい体を擦り寄せて来る



「リカ、さんすごい近い、です」



看2「そーですかぁ?」


外に目を向けると気づいた

あれ、なんか外にいる女の子困ってる、?

どうしよ、助けようか




「ちょっとごめんなさい、酔っちゃったみたいで、外の空気吸ってきます」



駿「あんま無理すんなよ?」



「大丈夫ー」


フラッ


あれ、立ち上がったら倒れそうになって、誰かが支えてくれてる、?



「...!?鷹、先生、ごめんなさい」




鷹「いや、大丈夫だ。一緒に行く」




「ありがとうございます」







「どうしたの?」


女の子に声をかける


小さいな。小学生くらい?



女の子「あーぅーぃあ」




っ、?話せない、?



鷹「どうした?ゆっくり話してごらん?」



方耳にイヤホンみたいなのが付いてるってことは

補聴器


耳が聞こえないってことか



手話分かるかな




(どうしたの?)


鷹「手話、?」


()は手話の所です



女の子(私の母が...△×"&=)


(まって、落ち着いて。ゆっくり)



女の子(ごめんなさい。家で母が倒れて私、どうすればいいか...)



よく見れば裸足だし慌てて出てきたんだろう



「鷹先生、救急車呼んで下さい」



(連れて行ってくれる?)



女の子(ありがとう。こっち)



鷹「!?どこいって...」



「お母さんが倒れたらしいです!こっち来てください!」



鷹「わかった」



女の子(ここ!)



(大丈夫だよ)


「大丈夫ですか!聞こえますか!」



反応無し



鷹「救急車呼んだ。意識は」



「ないです。呼吸問題ありません」




鷹「心拍も正常。」




(大丈夫、今救急車呼んだから)



女の子(ありがとう。ほんとにありがとう)


(大丈夫だよ)




鷹「手話できるのか」



「CODAなんだ僕。母親がろう者で」



鷹「そうか、助かった。すごいな。でも走ってる時フラフラで倒れそうだったから帰りも気をつけた方がいい。ほんとに酒弱いんだな」






酒 + 走る = やばい...?




終わった。


気にしたら心臓バクバクしてきた



ここではダメだって



手の震え、気分不快、動悸、過呼吸...



これは発作じゃない。死なないやつだから大丈夫



大丈夫

大丈夫

大丈夫



ほら、心臓も規則的


手を当ててみる





鷹「...どうした?ちょっとゴメンな」




腕で脈をとってる




鷹「っ、はやいな。大丈夫だ、ゆっくり深呼吸」








「ありがとうございます、もう大丈夫です」


立ち上がる



鷹「っ!?ホルター心電図...」




「?なんていいましたか?」




どうしたんだろ、
声小さくて聞こえなかった


固まって動かない鷹先生



「大丈夫ですか?」




鷹「なんでもない、帰るか」








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