The Very Mary X'mas 《『出逢いがしらに恋をして』 番外編その2》
上司としての彼は厳しかったけど、プライベートでは相変わらず、というか、もうめちゃくちゃに溺愛してくれる。
そのギャップに戸惑っちゃうことも。
彼には「もっと甘えてくれればいいのに」って、いつも文句を言われてしまう。
でも、なんかうまく甘えられないんだよね。
そういう性分なのだ。
***
「いいよな。ひよりはリア充組だからさ」
「あれ、大志は彼氏とデートじゃないの?」
「先月、別れた」
横でわたしたちの会話を聞いてた沙織が、大志の背中をたたいて言った。
「へえ。じゃ、今日はやけ酒に付き合ってあげるよ」
「そっか。沙織は万年フリーだもんね。たとえイブでも誕生日でも」
沙織は、今度は大志の頭を思いきり叩いた。
「やっぱ、帰るわ。勝手にひとりで落ち込んどけば」
「えー、傷ついてる可哀想な友達を見捨てるのかよ」
そのギャップに戸惑っちゃうことも。
彼には「もっと甘えてくれればいいのに」って、いつも文句を言われてしまう。
でも、なんかうまく甘えられないんだよね。
そういう性分なのだ。
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「いいよな。ひよりはリア充組だからさ」
「あれ、大志は彼氏とデートじゃないの?」
「先月、別れた」
横でわたしたちの会話を聞いてた沙織が、大志の背中をたたいて言った。
「へえ。じゃ、今日はやけ酒に付き合ってあげるよ」
「そっか。沙織は万年フリーだもんね。たとえイブでも誕生日でも」
沙織は、今度は大志の頭を思いきり叩いた。
「やっぱ、帰るわ。勝手にひとりで落ち込んどけば」
「えー、傷ついてる可哀想な友達を見捨てるのかよ」