ショートカットの日
ショートカットの日

 背中がすっぽり隠れるくらいまで伸ばしていた髪を、ばっさり切った。毎朝爆発してしまう髪をセットするのが、いい加減面倒だったからだ。
 髪が伸びてきた頃はゆるふわパーマをあてたり、編んだり結んだりまとめたり、色々な髪飾りを付けたりしていたけれど、最近はポニーテール一択だった。

 聞けば四月十日はショートカットの日らしいから、きっかけには良いと思った。自宅近くの美容院を検索していたら、ヘアドネーションもできるという所を見つけて、せっかくだからお願いした。

 中学生のとき以来のショートカット。頭が軽い。朝起きたとき、腕や肘で髪を踏んで頭が引っ張られない。帰ってする仰向けに寝転んでも、結んだ髪が邪魔にならない。ロングヘアでの生活が長かったせいか、毎日驚くことばかりだ。


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