Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「拓斗……」


そう言うと
拓斗は、玄関から家へと入っていった。


何で泣いたんだろう?


分からない……
これじゃ、私が拓斗を好きだって
宣言しているようなものじゃない?


何やってるんだろう?


「みぃ?
本当によかったの?
兄貴に知られて…」


裕也が望んだことなのに
なぜか彼が、極度に心配している


「うん…いいの
けじめ──つけなくちゃね?」


「ありがとう…」
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