Love Sweet December甘い甘い12月の恋
しっかりと手を繋いで
ゲームセンターにやってきた。


街の明かりはすっかりと落ち
煌々と輝く鮮やかなイルミネーションが
私たちに降り注ぐ道を2人でゆっくり……


「みぃ?
どれで撮る~?」


「そーだなぁ…
あれがいい!!」


プリクラと言ったら女子高生でしょ!?


プリクラなら任せて!!と言わんばかりに
裕也の手を引き
機械の中に入っていく。


お金を入れようと
財布を捜していると
裕也はポケットの中から
すかさず400円を出し
機会の中に、チャリンと入れた。


「裕也…お金──」


「いいしっ!!
これは付き合った記念プリクラってことで!」



「でも──」


「いいから!!
撮影始まるよ!!」


「ありがとう…」


『♪それじゃぁー
撮るよ~♪』


プリクラ機の軽快な言葉で
次々と撮影されていく。


「変顔しよー!!」


はしゃいでいる私を
裕也は横から思いっきり抱きしめ
顔を近づける。



「裕也?」


「みぃ?
こっち向いて?」


「えっ──?」
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