Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「もう!!みぃの馬鹿!!
そんな顔されると
俺が限界──続きはまた今度な?」


裕也の一言で
ふと我に返った。


限界に近い足を引きずりながら
プリクラの落書きコーナーへと移動する。



よかった──この機会が
落書き無制限で…


次の人が来るまでは
大丈夫だもんね。


さっきの余韻がまだ
体から抜けない。


ペンを持つ手に力が入らない──


恐るべし…
秋元裕也──16歳。


ほんと…高校1年生には思えないよ。
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