Love Sweet December甘い甘い１２月の恋

「剥がしたら怒るからな!!」


そう言って
有無を言わさず
私の気持ちは鎮圧された。



「もう遅いし……
今日は帰ろうか？」



「うん……」


ちょっぴりと寂しそうな表情を浮かべる。
もう少し──一緒にいたいな。


「明日は？バイト？」


「うん…明日はバイト
明後日なら休みだよ！」


「なら明後日……俺んち来る？
部屋に入っちゃえば
兄貴にも会わないし…
勉強教えてくれたら嬉しいなぁ～」


「うん…いいよ？
何教えればいいの？」


「英語!!俺──英語がちょー苦手でさぁ」


「よし!!
みぃ先輩が教えてしんぜよう!!」


「まぁ…勉強以外は俺の方が得意だけどな!!」


「なっ!!何？
年下が生意気言うんじゃありません!!」


「うそうそ…
怒るなって、明後日も今日のコンビニで待ってて？
終わったら速効行くから!!」


「うん…」