Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「ねぇ?裕也……隣の部屋って」


「……ごめん」


「何が起こってるの?」


「きっと…兄貴が──」


はっとした表情で
裕也は私の顔を覗き込む。


さっきまでの、甘い時間は──
嘘のように消え去って…


ただ、虚しく女の喘ぎ声だけが響いた。



嘘だ。


何で?
こんな風になるのよ…


拓斗とさくらも、授業──サボったってこと?


それにしても…
タイミング悪すぎ──
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