Love Sweet December甘い甘い12月の恋
本当の気持ち
何時間たったのだろう?
ただ、沈黙だけが続き
隣の部屋からの音は消えてなくなっていた。
さっき、階段を降りる音が聞こえたから
きっとさくらは帰って行ったのだろう?
「そろそろ行くか?」
裕也の問いかけにも
まったくと言って耳を傾けていない
私は、ただ涙を流し続けていた。
あの時……
あんな声さえしなければ
私は裕也と、繋がっていたのかな?
──……うんん
きっと──無理だったと思う。
私の中に、拓斗の存在があり続ける限り…
きっと不可能なんだ。
ただ、沈黙だけが続き
隣の部屋からの音は消えてなくなっていた。
さっき、階段を降りる音が聞こえたから
きっとさくらは帰って行ったのだろう?
「そろそろ行くか?」
裕也の問いかけにも
まったくと言って耳を傾けていない
私は、ただ涙を流し続けていた。
あの時……
あんな声さえしなければ
私は裕也と、繋がっていたのかな?
──……うんん
きっと──無理だったと思う。
私の中に、拓斗の存在があり続ける限り…
きっと不可能なんだ。