Love Sweet December甘い甘い12月の恋
緊張と走っていることによって
私の心臓はいつにも増してバクバク言っている。


静まれ心臓っ!!
このままじゃ破裂しちゃうよぉ。


「みぃ!!
拓斗来てるよ!!そろそろ背筋伸ばしなさいっ!!」


「はいっ!!」


元々しっかりはっきりした性格の冬美が一段と頼もしく感じた。


「拓斗ー!!
わりぃ待たせたな」


幸成がまず拓斗の元へ走る。


「ごめんねぇ~」


冬美も拓斗に挨拶をする。


「……よぉ」


コケっ──


冬美も幸成も一斉にずっこけた。


ん?なんか変なこと言った?

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