Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「みぃ!!
昨日はどうしたの?携帯も出ないし!!」


学校に着くなり
冬美は真っ先に話しかけてきた。


「ごめんね…
裕也とサボったの」


「そっか…
さくらもいなかったから──どうしたのかと思って…」


「心配かけちゃってごめんね?
もう…大丈夫だから」


冬美に話すのは…全部が終わってからにしよう。


優柔不断な自分にさよならしてからで…


「さくら……
なんだって?」


「あぁね…
拓斗に手を出すなって言われたの
拓斗と付き合ってるから、話すなって」


「そっか…」


「冬美は知ってたんだね…
だから、行くなって止めたんでしょ?」


「うん…昨日、みぃが来る前に
みんなに言いふらしてたから…」


「拓斗、モテるもんね──
自慢したかったんじゃない?さくら…」


「かもね…」
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