Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「みぃ?」


拓斗は優しい声で
私の名前を呼ぶ…



やっぱり…裕也と拓斗の声は似ている。



だけどね?


もう──私にはわかるよ?



拓斗は拓斗…
裕也は裕也…


全然違う声だよね?



「拓……斗
あのね?今──拓斗の家のそばにいるの…
拓斗に…話したいことがあって──」


声も震える…
寒さだけのせいじゃない…


緊張しすぎて…
何話しているか分からないよ…

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