Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「今日は拓斗に話があってきたの…
ちょっといいかな?
ここだと……裕也が帰ってきた時
まずいから──」


そう言って
拓斗に背中を向けて歩き出す。


5分くらい歩くと
小さな河原に着いた


拓斗は何も文句を言わずに
私の後を付いてきてくれたみたい…



「みぃ?
どうしたんだよ?
さっきからお前…テンション低くね?」


「そ──そう?
普通だよ?」


大丈夫……
私言える……


心の中でひたすら唱えながら
平静を保つ。


頑張れ……私。

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