Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「ばぁぁ~」


「ぎゃぁぁ~」

いきなり出てきたお化けに私はびっくりして
拓斗に飛びついてしまう。



お決まりのパターン…
不意に拓斗を見上げると
暗くてよく分からないけれど
なぜか彼の視点は定まっていない。


「ごっ──ごめん!!」


「みぃも女の子なんだなぁ~」


「何よそれっ!!
失礼だよっ!!」


「しぃ~静かにして?
静かにしてないと口塞ぐよ?
俺の口で……」


えっ?拓斗?
なんかキャラ変わってませんか?


「ふっ…ふざけな──うぅ……」


拓──斗?


ふざけないでと言いかけたところで
私の唇は拓斗によって塞がれた。


何──?何が…起こったの?


私……拓斗とキスしてる?
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