Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「よぉ!!」


ドキっ──その声は…拓…斗?


早速会っちゃったよ…


どうしよう?


緊張してきた…


「拓斗~おはよう!
土曜日は楽しかったね!」


冬美は私の袖をちょいちょいしながら
拓斗に挨拶をしている。


何?何か喋れってこと?


「楽しかったな~
そういえばさぁ…
今日…卒業文集の実行委員決めるらしいぜ?」


「あっ!!らしいね!」


「それ──俺らでやらねぇ?
楽しそうじゃん!?」


卒業文集かぁ…
そしたら放課後とか一緒にいられるもんね…

やりたいけど…もし振られたりしたら
年明けに集まるのとか
気まずいしなぁ…


「いいね!!みんなでやろうよ!
幸成にも言っとく~」


え?冬美ぃ…
即答ですか?


断れないじゃない…


もう──私のことなんて
ちっとも考えてないんだからっ!!
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