Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「兄貴?」
「そう……兄貴──
俺の名前、秋元裕也
(アキモト ユウヤ)って言うんだ
秋元──拓斗の弟…」
「嘘……でしょ?」
「本当です……」
「拓斗の──弟?」
確かに…そっくりだけれど──
えっ?
でも…そんな話、聞いてない。
「俺……兄貴と比較されるの嫌いなんだよね
だから──俺たちが兄弟だって事
みんな口に出さないんだ~
もちろん兄貴も…」
「だって…裕──也君も野球部なんでしょ?
私…試合とか見に行ったよ?」
「俺…まだ1年生だから試合出てないもん」
「そっか……」
「俺は応援に来てたみぃ先輩に気づいてたけどな!」
「………」
凄いショックだった──
結局私は拓斗の事、何も知らないんだ…
弟がいた事さえ知らなかった…
拓斗は隠していたわけじゃないと思うけど
なんか嫌だ…
「そう……兄貴──
俺の名前、秋元裕也
(アキモト ユウヤ)って言うんだ
秋元──拓斗の弟…」
「嘘……でしょ?」
「本当です……」
「拓斗の──弟?」
確かに…そっくりだけれど──
えっ?
でも…そんな話、聞いてない。
「俺……兄貴と比較されるの嫌いなんだよね
だから──俺たちが兄弟だって事
みんな口に出さないんだ~
もちろん兄貴も…」
「だって…裕──也君も野球部なんでしょ?
私…試合とか見に行ったよ?」
「俺…まだ1年生だから試合出てないもん」
「そっか……」
「俺は応援に来てたみぃ先輩に気づいてたけどな!」
「………」
凄いショックだった──
結局私は拓斗の事、何も知らないんだ…
弟がいた事さえ知らなかった…
拓斗は隠していたわけじゃないと思うけど
なんか嫌だ…