Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「マジ言っちゃってるの!?それ──
本気にしちゃうよ?」


「うん…いいよ?
会って──話しようか…」


「マジかよ!!
すぐ行くから!!
ガチャ──ツーツー……」


って…私の家、知ってるのか?


♪~♪
着信
裕也君


「やべぇ~
俺……先輩の家知らなかったぁ~」


「あはは~
ドジだねぇ~」


「先輩ほどじゃねぇし!!」


「何それ!!むかつく!!」


「でも俺はそんなドジな先輩も好きだよ──」


「なっ……とにかく!!
学校の近くにあるコンビニまで来て?
うち…近いから──
公園でも行って、話しようよ!」


「了解!!
ダッシュで行くから
待ってろよ!!」


「うん……分かったぁ」


再び電話を切り、コンビニへと向かった。
年下の癖に……あんまりドキドキさせないでよ──


本当にドS兄弟なんだから……


相手は拓斗じゃない…
のに──めちゃめちゃ緊張した。


ウキウキしている自分がいた……


告白されるのなんて慣れてないから…
凄く──浮かれてたんだ。
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