Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「案外いけると思うんだけどな?」


「でも…拓斗モテるのに誰とも付き合わないじゃん
きっと無理だよ」


とか言っても、拓斗と誰かが付き合うことになるなんて絶対嫌だけど──


「じゃあ…私が聞いてきてあげようか?」


「えっ!?いいよ──怖いもん…」


拓斗にもしも、好きな子とかいるんだったら
聞きたくない…


その瞬間に失恋決定だもんね…


「あれ~?
さっきの彼氏作る宣言はどうしたのかなぁ?」


冬美はニヤニヤと私の顔を覗き込む


「さっきのは勢いで……」


私は気まずそうな顔で
うつむく。


「とにかく!!
12月までに彼氏を作るんだったら
今行動しないと!!」


そうだ──よね?


「拓斗以外の人と付き合う気とかないんでしょ?
実際……」


「うん……」


そうなの…本当はね?
拓斗のこと気になってしょうがないの…


あいつと──クリスマス過ごせたら幸せなのになぁ…
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