Love Sweet December甘い甘い12月の恋
「あのね…裕也?
裕也のこと…
付き合ってから知るんじゃダメかな?」



「え?──」


予想外の言葉が降ってきたのだろう?


裕也は鳩が豆鉄砲を食らったような
驚きの表情を浮かべている……


「私……裕也の事、もっと知りたい…」



「えっ?だって…みぃ先輩
兄貴の事…」


「もう──失恋したから…」


「はぁ?」


「だから…拓斗の事は
もういいの」


本当はよくないけれど…
きっと裕也君と付き合っていれば…


拓斗の事も
忘れられる……


ずるいかな?
そんな考え──
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