しづき



「じゃ、足枷外そっか」


「お願いします」



白が私の足ともにしゃがむと

ガシャンと音を立てて枷が外された。



足が軽くなり、本当の終わりを感じる。



私の手にあるのは
白が描いてくれた似顔絵のみ。



「それじゃあ、車行こーか」



白がキーを持って、私の手を引いた。


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