あたしのだから!
「わたし、岡山(おかやま)さんと中沢(なかざわ)君のカップル、好きだったけどな~…」

「孝文とはもう付き合う事はないかな。
1年の時から、ケンカばっかだったなの、加古さんも覚えてるでしょう?」

「毎日、スクールバスでケンカしてたね。
よくそんな事でケンカ出来るなって思ってた」

「おお~、加古さん、言うね~!」

加古さんって大人しいイメージだったのに、慣れてくると結構ズバズバ言う。

「ななっ、今日、家に来てよ」

孝文だ。

「え~、ヤダ。
それに、お母さんいるじゃん!」

「じゃあ、ラブホ行く?」

「ラブホ!?」

隣で加古さんが驚いている。
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