あたしのだから!
「高校生で行っていいの?」

「加古さん、マジメだな~」

孝文は笑う。

「いいの、いいの」

「そうなんだ」

「で、なな、どうする?」

「しばらくパス。
あたし、彼氏出来たんだ」

「え~!!」

孝文は落ち込み、加古さんは驚いている。

「岡山さん、おめでとう~!」

「ありがとう」

あたしは笑う。

「彼氏にバレなきゃいいじゃん!
俺ら、割り切った関係だし」

孝文が、あたしの肩に手を置く。

「………」

あたしは小さなため息をつき、孝文の手を払う。

付き合っていたとは言え、馴れ馴れしい行動は止めてほしいものだ。
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