俺様ヤンキーは溺愛王子
龍基くんは無言で私の腕を引く。
すると、後ろ向きに階段を登る体勢になって段差につまづいてしまった。
「痛っ!」
足がジーンとする。
「大丈夫か!?」
龍基くんが珍しく焦って、手を離した。
「はい、大丈夫です。」
立とうとするとズキっと痛みが広がって顔が引きつる。階段はまだあるし、降りるのも無理そうだ。
(どうしよう??)
「大丈夫じゃないだろ。」
龍基くんは一言だけ言って私を階段に座らせると私の足の下と背中に手を回した。
「ねぇ!?ちょっと!」
びっくりして顔が赤くなる。
龍基くんは軽々と私を持ち上げた。いわゆるお姫様抱っこってやつだ。
「軽っ。」
龍基くんもなぜかびっくりしていた。
「悪いよ。自分で歩くから。」
抵抗して降りようとする。
でも龍基くんにおしもどされてしまった。
「大人しくしとけ。もっと悪くなる。」
「うっ、。」
冷静に短く言われる。
もっともな言葉に何も言い返せなかった。
赤い顔がもっと赤く、熱くなるのを自分でも感じた。
すると、後ろ向きに階段を登る体勢になって段差につまづいてしまった。
「痛っ!」
足がジーンとする。
「大丈夫か!?」
龍基くんが珍しく焦って、手を離した。
「はい、大丈夫です。」
立とうとするとズキっと痛みが広がって顔が引きつる。階段はまだあるし、降りるのも無理そうだ。
(どうしよう??)
「大丈夫じゃないだろ。」
龍基くんは一言だけ言って私を階段に座らせると私の足の下と背中に手を回した。
「ねぇ!?ちょっと!」
びっくりして顔が赤くなる。
龍基くんは軽々と私を持ち上げた。いわゆるお姫様抱っこってやつだ。
「軽っ。」
龍基くんもなぜかびっくりしていた。
「悪いよ。自分で歩くから。」
抵抗して降りようとする。
でも龍基くんにおしもどされてしまった。
「大人しくしとけ。もっと悪くなる。」
「うっ、。」
冷静に短く言われる。
もっともな言葉に何も言い返せなかった。
赤い顔がもっと赤く、熱くなるのを自分でも感じた。