俺様ヤンキーは溺愛王子
龍基くんに触れられているところがとてつもなく熱い。とけてしまいそう。

「結菜の体、熱いな。」
本気で心配してくれている龍基くんに大丈夫ですと言い、続けて
「龍基くんがカッコよすぎて私がどうにかなりそうです。」
と言った。多分情け無いくらいにほおがゆるんでる。

「お前な、、...俺以外のやつにそういう可愛いこと絶対言うなよ。」
龍基くんも体温が上がっていて、顔が真っ赤になっている。
初めてみる龍基くんの反応や表情は新鮮で、カッコよくて、心臓に悪い。

まだドキドキしたままだけど思い切って言った。
「龍基くん以外の人の前では絶対しません。」
「当たり前だ。」
龍基くんは私をもう一度強く抱きしめると顔を近づけてきた。

(えっ、えぇ!)
気づいた時には私のほおに優しい龍基くんの唇が触れていた。
「たとえ離れていっても絶対離さねぇし、俺しか見れないようにしてやっから覚悟しとけ。」
耳元で囁く龍基くんの声がとてつもなく甘くて少し危険な感じがして私の顔はプシューと音がなりそうな勢いで真っ赤に染まった。


『今日、私は改めて意地悪で甘い龍基くんの彼女になりました。』

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