俺様ヤンキーは溺愛王子

第7章

ぜいたくな悩み

私たちは改めて付き合ってからほぼ毎日のように会っていた。
会うたびに甘い龍基くんに初めは戸惑ったけど彼なりの優しさなんだと思う。
私も幸せで笑顔が増えた気がするんだ。

「なぁ、今度の休み…デート…しないか？」
龍基くんが聞いてくれる。

(最近、いきなり予定を入れること無くなったな。)
私に気を使ってくれているんだと思う。そういう優しさにもキュンとする。
「うん！お願いします。」
まだまだ敬語は抜けないけど龍基くんも許してくれたから大丈夫。

「あぁ、ありがとう。」
関係は改めて付き合った日から変わらない。でも龍基くんが私に話しかける時、なんかオドオドしている気がするんだよね。

「どうかしましたか？」
「なんでもない。」
何度も心配して聞くけど帰ってくるのは毎回同じ言葉。
そろそろ本当に心配になってきた。龍基くんは私が心配していることに気づいているのかな？