俺様ヤンキーは溺愛王子
涙で視界がゆがんで見える。
教室にはまだ龍基くんがいるから声は出せない。
「はぁ。」
教室からは龍基くんのため息が聞こえる。
(どうしてはっきり言ってくれないの?)
ずっとずっと龍基くんの言葉でドキドキして、会うたびに嬉しくなって幸せだった。
(もしかしてもう、私のことなんて好きじゃないの?)
私はまだこんなにも好きなのに。
私は壁に背中をつけて声を殺しながら止まらない涙をぬぐい続けた。
「結菜!?」
何分たっただろう。
頭上から聞き慣れた声がする。
「龍基…くん?」
少し顔を上げると心配しているような焦っているような龍基くんと目が合った。
一目で私が泣いていることに気づいたみたいだ。
「何があった?」
いつもの優しい声。でも、私は胸がズキズキして強くあたってしまった。
「なんで神崎さんの告白を断ってくれなかったの?私のことは好きじゃないの?はっきり言ってほしかった。私はまだこんなにも好きなのにどうすればいいの?」
自分の気持ちをどうすればいいかわからなくて敬語も抜けてしまう。
止まりかけていた涙がまた出てくる。
龍基くんは私の話を聞いて困ったような顔をした。
教室にはまだ龍基くんがいるから声は出せない。
「はぁ。」
教室からは龍基くんのため息が聞こえる。
(どうしてはっきり言ってくれないの?)
ずっとずっと龍基くんの言葉でドキドキして、会うたびに嬉しくなって幸せだった。
(もしかしてもう、私のことなんて好きじゃないの?)
私はまだこんなにも好きなのに。
私は壁に背中をつけて声を殺しながら止まらない涙をぬぐい続けた。
「結菜!?」
何分たっただろう。
頭上から聞き慣れた声がする。
「龍基…くん?」
少し顔を上げると心配しているような焦っているような龍基くんと目が合った。
一目で私が泣いていることに気づいたみたいだ。
「何があった?」
いつもの優しい声。でも、私は胸がズキズキして強くあたってしまった。
「なんで神崎さんの告白を断ってくれなかったの?私のことは好きじゃないの?はっきり言ってほしかった。私はまだこんなにも好きなのにどうすればいいの?」
自分の気持ちをどうすればいいかわからなくて敬語も抜けてしまう。
止まりかけていた涙がまた出てくる。
龍基くんは私の話を聞いて困ったような顔をした。