俺様ヤンキーは溺愛王子
後悔ばかりが頭の中をよぎる。
でも後悔してももう遅い。
自分が悪いんだ。龍基くんの言うこと、ちゃんと聞けばよかった。

(龍基くん、怒ってるだろうな。)
当然だよ。自分は何も悪くないのに当たられて、心配したのに逃げられるなんて。
ただ、姫乃さんの告白をキッパリ断らなかっただけ...で...。

(もう会ってくれないよね。)
こんな自分勝手な彼女、絶対嫌だろう。
飽きられても怒られても仕方ない。
内心少し諦めた感じ。

結局、学校では避けてほぼ話さない日が続いた。
ラインをしてくれていたけど途中からそれも無くなった。
私が避けていることを察して気を遣ってくれたのだろう。
そんな優しさすら今は辛い。
この複雑な気持ちをどこにぶつけたらいいかもわからない日々。
そんな日々が一週間続いた。
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