俺様ヤンキーは溺愛王子
「俺は、結菜のことを好きだし、愛してる。これから先も変わらない自信がある。」
結菜はやっと理解が追いついてきたのか瞳にうっすらと涙を浮かべて、俺の話をじっと聞いている。

「とられないように先に言っておきたかったんだ。お前、自覚なさすぎだけど相当可愛いからな?男どもが放っておかない。」

本当にいつとられるかわからない。安心できる暇なんてない。
俺のものだってちゃんと言えるようになりたい、そんな男になれるように努力するから。

結菜は可愛い人なんて他にいっぱいいるとでも言うような顔をしている。
全くわかっていないのでつい呆れてしまった。でもやっぱり嬉しいのか微笑みを浮かべて。

「絶対褒めすぎだって思っただろ。本当のことだから。自覚持て。」
俺はもう、結菜以外の人を可愛いとも思わないし、結菜しか女の子として見てない。
(これは先が思いやられるな)
自分を一ミリも可愛いと思っていない結菜にため息をつく。

「で、お前はどう思う?」
まだ返事をもらっていない。やっぱりしっかり口から聞きたい。
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