俺様ヤンキーは溺愛王子

真っ赤な顔をしてうなづく結菜。欲張りだけど言葉にしてほしいもので。

「ちゃんと言葉で言ってほしい。」
目を見て本音を伝える。すると結菜は焦り始めて言葉を繋げ、一生懸命伝えようと話してくれた。

「私も龍基くんのこと…大好きだよ。もう2度と離れたくない。
私は龍基くんの役に立てないかもしれないし、釣り合わないかもしれない。」

そんな心配はする必要がない。俺は何かをして欲しくて付き合ってるわけではない。

ただ単に結菜が好きだから付き合ってるんだ。

『そんなことあるわけないだろう』
そう言おうとして結菜に遮られた。
「でも、龍基くんのことを誰より想っているのは私だって、自信があるもん…。」
（いや、可愛すぎだろ…）
今すぐにでも抱きしめたい気持ちをグッと抑えてたどたどしい結菜の言葉に耳をかたむける。

「 こんな気持ち龍基くんが初めてでどうすればいいか未だにわかんないけど。私が1番好きなのは…。
ツンデレで優しくてずっと隣にいたいって思う世界1大好きな人は…龍基くんしかいないよ。
こちらこそ、よろしくお願いします。」