キラキラ【完】
「やっぱり、樋口にはわかるんだねえー。愛の力だ」
参った、と諦めたようにいうはすみん。
いやいや、認めちゃってるじゃん!とはすみんを見ると、ハッとした表情をしていた。
「う、うっせえよっ、てか本当にこれお前なのか?」
みるみるうちに顔が真っ赤になる星護。
「莉子、もう話すしかないんじゃない?」
「そ、そうだね」
やっぱりずっと一緒にいる星護には、お手上げだ。
こうして星護に隠していた今までのこと、全て話した。
…まあさすがにキスのことは言わなかったけど。
「は?」
目が泳ぎまくって動揺している星護。
「そりゃそうなるよねぇ。私だって最初はそうなったもん。」
呑気にオレンジジュースを飲むはすみん。
「私だってまだ夢みたいだって思うよ。」
でも夢じゃない。