キラキラ【完】
今回はさすがに私もきちんと撮影に参加する立場だからなのか、どういう撮影なのか説明を受けた。
前回の続きのストーリーという感じで、プロポーズがテーマの写真を撮っていくらしい。
「よろしくお願いします。」
髪は全体的に軽く巻いてもらって、メイクはあまり映らないから少しだけ、衣装は前回同様とても大人っぽい黒いマーメードドレスが用意されていた。
こんな姿でみんなの前に出る恥ずかしさはまだ消えない。
「撮影はじめますー。」
次々と進んでいく撮影に、星護と話すような暇は全くなかったけれど、何度も何度も目があった。
こんな私の姿慣れて無さすぎて、驚きが隠せていない様子だった。
それに反して、星護が現れてからしゅんくんとは全く目が合わないような気がした。
「よし、じゃあまた全身で撮るから、前と同じ、自然に会話してる感じで話して!」