キラキラ【完】
「清恵瞬のタイプは、黒髪でロングヘアー、年上の女性がいいだって。莉子と全然違うじゃん!」
雑誌のインタビューを読んだはすみんがそういう。
「だから今髪の毛伸ばしてるんだって!ロングになったら黒髪に染めようとしてるのー。」
年上がいいっていうのは、私年下だし無理かもしれないけど、できるところはしゅんくんの好みに合わせたいよね。
「あんたねぇ、もっとリアルで恋愛しようとか思わないの?…そんな絶対叶わない恋して。」
私にオタク話を聞かされてうんざりしているはすみんはそう問いかける。
んー、これは恋なのか?
そりゃドラマとかで共演してる女優さんをみて羨ましくないといえば、嘘になる。
でもあくまで私はリアコじゃないし、同担拒否だってしない。
オタク仲間も全員好きなんだ。
「んー、思わない!」
今はとにかく、推し事が楽しいの!!