キラキラ【完】
「莉子ごめん、部活の先輩から電話かかってきた。ちょっと、別行動していい?」
申し訳なさそうにいうはすみん。
片手にもってる携帯の画面には、未だに先輩からの電話が鳴り続けている。
部活関係は大変だよね。
「うん、行ってきていいよ!また合流しよ!」
「ごめんね!樋口頼んだよ!」
それだけいって、駆け足で消えってしまったはすみん。
残されたのは、私と星護とサッカー部の人たち。
気まずいじゃん。
「星護、私一人で回るから大丈夫だよ!」
サッカー部の人たちに悪いもんね。私は一人で回ればいいだけだし。
さっき見かけた、たこ焼き食べようかな。
「…何言ってんだよ。しゃーなしお前といてやる。」
「ありがと〜、星護は優しいねえ。」
星護昔からなんだかんだ私に甘くて優しい。
過保護なお兄ちゃんみたいな存在。