キラキラ【完】



「莉子ごめん、部活の先輩から電話かかってきた。ちょっと、別行動していい?」



申し訳なさそうにいうはすみん。



片手にもってる携帯の画面には、未だに先輩からの電話が鳴り続けている。




部活関係は大変だよね。





「うん、行ってきていいよ!また合流しよ!」





「ごめんね!樋口頼んだよ!」




それだけいって、駆け足で消えってしまったはすみん。




残されたのは、私と星護とサッカー部の人たち。



気まずいじゃん。





「星護、私一人で回るから大丈夫だよ!」




サッカー部の人たちに悪いもんね。私は一人で回ればいいだけだし。




さっき見かけた、たこ焼き食べようかな。




「…何言ってんだよ。しゃーなしお前といてやる。」





「ありがと〜、星護は優しいねえ。」



星護昔からなんだかんだ私に甘くて優しい。



過保護なお兄ちゃんみたいな存在。


< 43 / 187 >

この作品をシェア

pagetop